スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

楽しみな琴欧洲親方

スポニチの記事から。

琴欧洲親方が日体大生に 来日前に大学中退、3年から「編入」

大相撲の佐渡ケ嶽部屋の部屋付き親方である琴欧洲親方(元大関)が来年4月から日体大の学生となることが7日、明らかになった。角界入門前に通っていた母国ブルガリアの国立体育大学からの「編入」という措置で入学する予定。スポーツ科学などを学んで親方としてのスキルアップを図るとともに、強豪相撲部の臨時コーチとして学生を指導する計画もある。

今年3月に現役を引退した31歳の琴欧洲親方が新たな挑戦に乗り出す。この日、神奈川県横浜市の日体大健志台キャンパスを訪問。スポーツを通じた国際化を推進する大学側の要望に応えるべく、自身が持つ唯一の優勝額(08年夏場所)を寄贈した。キャンパス内に掲げられた優勝額を見て親方は「自分も体育大学出身なので、これを見て若い人に頑張ってもらいたい」とあいさつ。だが、日体大との“縁”はこれで終わりではなかった。

贈呈式に出席した松浪健四郎日体大理事長は「来年4月から学生として学んでもらうことになった」と説明。かつて親方は母国ブルガリアの国立体育大学に通ってレスリング選手として五輪を目指したが、体重制限によって夢を断念。大学2年で中退して来日し、角界の門を叩いた経緯がある。そのため、ブルガリアの大学在籍時に取った単位数を日体大が認めた上で、大学3年からの「編入」という措置が取られる予定。また、妙義龍、千代大龍らを輩出した相撲部の斎藤一雄監督は「臨時で指導してほしい」と学生コーチに就任させる方針を示した。

親方は「この縁を終わらせたくない。まわしを締めて相撲も教えたい。試合に出てもいいよ」とジョーク交じりでキャンパスライフへの意欲を述べた。さすがにそれには松浪理事長が「出てもいいけど学生のレベルは高いからね。もう稽古をしていない親方には厳しいでしょう」と話せば、斎藤監督も「元大関ですから無理です…。親方が出たいというのであれば、まわしは用意しますけどね」と笑顔で対応した。

相撲協会の親方が学生になることは極めて異例。試合への出場は冗談?として、指導者として科学的なトレーニング理論を学ぶことで角界に新風をもたらすつもりだ。

2014年10月8日 05:30


現役時代はいやいや相撲を取っているような雰囲気があり、おまけに大の吝嗇家という噂のあった琴欧洲。せっせと蓄財し、引退後はどうせブルガリアに帰って事業でもやるのだろうと私は勝手に思っていた。

ところが現役時代の晩年には日本国籍を取得。内弟子集めにも奔走しているとの話も多々あり、おや、と思っていたら引退後はあちこちテレビに登場。貴重な集金イベントである引退相撲の告知に精を出す。正直出すぎなんじゃないかとすら思われたが、努力の甲斐あって盛況に終わったようで。

年寄株の取得に苦労しているのかな、不知火は若荒雄に行ってしまったしな、フフン、などと外野としては人の苦労を勝手な想像で面白がって見ていたり。しかしこういうニュースを読むと、この人はこの人で自分なりの相撲道を追及しているのが感じられる。

現役時代は「怪我は稽古場で治せ」という角界の慣習に苦しみ、土俵生活に悔いを残したこの親方。西洋の合理主義で育った人だけに、「俺ならこうするのに」という思いは他の日本出身の親方以上に強いのだろう。5年後10年後が楽しみ。
スポンサーサイト

やはり物言いの場には再生映像を

月刊誌で1000円と高い割りには、
毎号記事も少なく大して面白くないベースボールマガジン社の「相撲」。
しかし今月初めに発売された「名古屋場所展望号」はよかった。


相撲 2014年 07月号 [雑誌]相撲 2014年 07月号 [雑誌]
(2014/07/03)
池田哲雄

商品詳細を見る


何より目を引いたのは、相撲ライター十枝慶二氏の寄稿
「緊急提言『マゲつかみ問題』を考える」であった。

「『マゲつかみ問題』を…」と題していながら、
実は主題はそこでなく、現行の審判制度そのものを論じている。
わずか2ページの記事だが中身は濃いのでちょっと取り上げたい。

十枝氏が俎上に載せたのは去る5月場所の14日目、鶴竜―豪栄道戦。
豪栄道のはたき込みに鶴竜が落ちて軍配は豪栄道に上がったものの、
控え力士白鵬の物言いで差し違いとなったあの一番である。



この時の協議は今にして振り返ると、
マゲつかみが争点でありながら、争点そのものに気づかなかった人間だけで行われていたのであった。

記事から引用すると

この一番で、「豪栄道がマゲをつかんでいる」と明確に認識したのは、極論をすれば白鵬一人だ。少なくとも、土俵下の5人の審判はいずれも手を上げなかったのだから、一人も気づいていない。

そして、物言いの協議は、白鵬は参加せず、マゲをつかんだことに気づいていない5人だけで行われた。審判規則では、控え力士が物言いをつける権利は認められる一方で、「勝負判定の協議には加わらず、従って決定権を持たない」と定めているからだ。


起きた問題について討議しながら、
その場にいる人間は誰一人として問題を把握していない。
改めて考えると奇妙な状況だった。

「あんた分かった?」「いや分かんねえ」「俺もだ」
土俵に上がった検査役たちはその程度のやりとりしか出来なかったであろう。
ところが結論は「マゲをつかんで反則」というものだった。
その理由について十枝氏はこう綴る。

考えられる理由は一つ。ビデオ室に控えている6人目の審判から、土俵上の審判長に対して、「マゲをつかんでいる」との報告が伝えられたからだ。そう指摘されれば、気づかなかった5人には、それを否定する根拠はない。だから、反則負けと判断するのもやむを得なかったといえる。


「…最後にマゲつかんでますねえ」「ああそうなの、じゃあしょうがないねえ」
愛弟子に有利なイヤホン越しの報告を、井筒審判長喜んだかどうか。
定かではないがそんなやり取りがあったかもしれない。
それでも残り4人の審判は文句も言えない。
なにしろ自分たちはまるで気づかなかったのだから。

しかしテレビ桟敷で観戦するものには、違和感の残る裁定だった。
スローで見る限り、豪栄道の手がマゲにかかっていたのは鶴竜の体がほとんど落ちてからのことで、
それが勝敗を左右したとは映らなかったからである。

私も当時のブログにそう書いたが、十枝氏自身もほぼ同様の事を述べ、
続いて問題の核心を明らかにする。

ここで指摘したいのは、マゲをつかんだ場面の映像が残っているのに、土俵上の5人の審判がだれ一人としてそれを見ていないことだ。本来、ビデオ室の審判の報告はあくまで参考意見で、決定権は5人の審判にある。ところが、今回は、前述のような事情から5人で正しく判断することが難しくなってしまった。


ならばどうするか。続けて引用。

そこで、今回のような事態を防ぐために、土俵上で協議している審判が再生映像を見られるシステムを導入してはどうだろうか。タブレット端末などの技術が発達した現在では、決して不可能ではないはずだ。


十枝氏に一票。
というか、私も昔このブログで、同じようなことを書いていたんであった。

1日のアクセス数が毎日20件程度のこの零細ブログを(爆)十枝氏が読んだとは考えにくい。
iPadや液晶テレビが日常となった現在、同じように感じる人は少なくないのだろう。

私が以前書いたのはマゲの問題ではなく、
手つきや踏み越しといったより頻発するパターンを踏まえてのものだった。
しかしいずれにしても、スロー再生と審判団の結論がかけ離れたものになるケースは珍しくない。
背景には、最終的な判断を下す審判団自身がスローを見ていない、という制度上の欠落がある。

記事からさらに引く。

思い起こされるのは、昭和44年夏場所、勝負判定へのビデオ導入を決めた時の武蔵川理事長(元幕内出羽ノ花)の姿勢だ。ビデオ導入にあたっては協会独自の機械を設置すべしとの意見もあった。しかし、武蔵川理事長は、NHKの映像を借りることを決断する。理由は、テレビ桟敷のファンが見ているのと同じ映像で分析するほうが、ファンの納得が得られるからだった。


観る者の視点に寄り添った決断だったのだ。

およそ半世紀前には技術的な困難から、
別室でビデオ確認という現状の手法が決まり、今に至っている。
土俵上にブラウン管のテレビを持ち込むのは、さすがに無理があったろう。

しかしようやく一般家庭にカラーテレビが普及しだしたころのやり方を、
タブレット端末や薄型テレビが日常となった今も護持するのはいかがなものか。

武蔵川理事長が今生きていたら、どのような手立てを打ったろうか。
時代の変化に沿った改革を協会には望みたい。

村山副理事長が私案を提示

年寄名跡の扱い改革私案提示 協会の村山副理事長(毎日)

日本相撲協会の公益法人制度改革対策委員会が2日、東京・両国国技館で開かれ、協会副理事長の村山弘義座長(元東京高検検事長)から年寄名跡の扱いについての改革私案が示された。

協会は私案の内容を公表しなかったが、関係者によると、名跡の移譲に伴う金銭のやりとりは継承者から譲渡者への「礼金」に当たる▽名跡所有者は従来通り、継承者を指名できる--などを確認。協会による名跡の一括買い上げは盛り込まれていないと見られる。

中馬弘毅委員(元衆院議員)は移譲をめぐる金銭のやりとりは「お金の流れがオープンであれば問題ないと思う」と語った。


めざせ公益法人、日本相撲協会の年寄名跡改革に関する集まりがまた開かれた模様。
文科省に出している改革工程表では来月には結論を出すことになっており、
いよいよ待ったなしの状況。

そこで出たこの副理事長の私案だが、どうも現状維持とさして違いはない。
元来協会による一括管理案を推していた執行部が、親方衆の抵抗に白旗をあげつつある印象。

たしかにこの案でも法外な大枚が行きかうことはなくなるし、
何かと脱税の噂される譲渡金の取引も、公明正大なものになるのかもしれない。
しかし例えば指導力があって、外国人力士として次世代にも通じる貴重な経験を積みながら、
師匠との関係や金銭面で折合がつかず角界を去った曙や小錦のような人はまだまだ出てくるだろう。

といって私自身、痛みのない妙案があるわけではないのだけれど。
せめて横綱や一定の功績を残した力士が、協会に残れる仕組みは出来ないものか。

テーマ : 大相撲
ジャンル : スポーツ

物言いの土俵に液晶テレビを持ち込んではどうですか

強引な国策でわが家もようやく地デジを導入。
ブラウン管から遅ればせながら脱却し、液晶テレビを眺めている。
しかし今のテレビの薄さ軽さはちょっと驚く。
それで思いついたエントリー。


相撲を見るようになって長いが、
いまだに物言いがついた時の協議というものが腑に落ちずにいる。

たとえばAが押して出た、Bはそれを土俵際まわりこんで突き落とした。
Aの倒れるのとBが外に出るのとほとんど同時に見えた。
行司は押したAに軍配を上げた。すると物言いがついた。
テレビでリプレイが流れた。
Bの足が俵を割るより、Aの手が先に土俵についている。
明らかに差し違いだ。
しかしなぜかアナウンサーは
「ビデオで見る限りBが有利に見えますが…」と妙な言い方をする。
有利もなにもどう見たってBの勝ちだろ、何言ってんだよと思う。
審判がイヤホンを耳に突っ込んでウンウンうなずいている。
あれでビデオの印象を聞いているんだ。当然Bの勝ちだろうな。
協議が終わる。審判長は軍配通りAの勝ちだとのたまう。
おいおい何言っちゃってるの、Aの手が先についてるじゃん。
するとアナウンサーは
「相撲には勢いというものがありますから」とまた訳の分からないことを言う。
勢いで決めるんならビデオいらねーだろ、初めっから勢いで決めろよ。

次の日もまた似たような相撲がある。
また物言いがつく。
今度は突き落とした方が勝ちになった。
今日は勢いが足りなかったのか?どれくらいの勢いなら先に手を着いてもいいんだ?
全然理解できない。

問題は審判自身が、ビデオを見ていないことだと思う。
協議においてスロー再生も取り入れられてはいるが、
実際に観察しているのはあくまで別室の係である。
彼らの言い分はどのようなものなのか、傍で見るものには伺い知れないが、
審判長はそれをイヤホンを通し「参考意見」として聞いているらしい。
あくまで「参考」だから
映像の印象と審判の判断が食い違っても問題ない、というスタンスなのだろう。
しかし会場にいるならともかく、テレビ桟敷に陣取る者としては
なにやら馬鹿にされたような気がしないでもない。
三保ヶ関も貴乃花ももっかい自分でビデオ見てみろ、と言いたくなることはしばしばある。

解決はさほど難しいことではないだろう。
iPadなどのタブレットPCを協議の輪に持ち込めばいいのだ。
昔だったら考えられないことだが、
これならワンセグで放送されている中継画面を、手軽に土俵上で見ることもできる。



物言いがついたら呼び出しがタブレットを抱えて土俵に上がり、審判団の前に掲げる。
テレビの視聴者が見ているのと同じリプレイを親方衆も見られる。
映像を見ながら、蛇の目の砂なども確認すればもう間違いないだろう。
「参考意見」などというまだるっこしいプロセスもなくなる。
NHKのアナウンサーも変に気をつかわなくてすむはずだ。

もし電波の安定性や画面の大きさがワンセグで不足なら、
パソコンではなく、小さめの液晶テレビを有線でつないで土俵上に持ち込んでもよい。
16インチくらいの液晶テレビなら、新聞の一面を半分に折った程度で4~5キロの重さ。
スタンドをつけなければ、審議中呼び出しが胸元に保持しているくらいは難しくないはずだ。

もっとも、ベストな手法はよく言われる館内への巨大スクリーン設置だろう。
これなら生観戦のお客も含め、皆裁定のプロセスに納得がいくようになる。
しかし昨今ガラガラの桟敷席をテレビで見ている限り、
協会にそこまで予算があるのか疑問だ。
まずは審判だけでも直接映像を確認できるようにすればいい。

そもそも何かと世の逆風に苦しむ今の大相撲。
力士の指導者でもある人間が勝負審判を務めるという、
角界独特のスタイルにも異論を唱える人もいる。
これでフェアな裁定などできるのかということらしい。
実際には各一門からバランスをとって審判は選出されている。
各審判も業務に私情は挟まないよう心がけている(と思う)。
またファンにとっても、
往年の名力士たちが土俵周りを固めているのは観戦の見所の一つだ。
裁かれる力士にしても、
同じように裁かれる立場を経験していないものに自分の勝ち負けを決められては
納得が行かないことも当然あるだろう。
それは野球やサッカーの選手が判定に不服を抱いたとき審判に見せる、
あの横暴な態度を思えば容易に想像がつく。
あんな光景を大相撲の土俵で見たい人がいるだろうか?

とかく落ち度がつつかれる相撲協会だが、
微妙な勝負の裁定にリプレイを利用する、というのは
他のプロスポーツにはなかなか見られない、大相撲ならではの美点だ。
これは裁く側がかつて裁かれる側でもあったという、
ごくクローズな世界だからこそ生まれた思いやりでもあると思う。
一番一番にかける力士の思いが経験者として分かるからこそ、
年寄衆は襟をただして若者の相撲に向き合ってきた。
中田や前園がJリーグの審判をやっているだろうか。
イチローがアンパイヤになることも絶対ないだろう。
大相撲はそれをやってきたのだ。
そして判断に迷ったときは文明の利器を使ってでも、
相撲をとる側に公正であろうと審判部は務めてきた。
勝負の重みを身をもって知っているからだ。

今まではその志も中途半端な形でしか叶えられなかったが、
テクノロジーがここまで発展したのだ。
大いに利用して、大相撲独自の良さを進化させてほしい。
世間にあわせてオープンに変わることも大事だが、
クローズな世界ゆえの長所もあるのだから。
ぜひ協会には考えてほしいところ。

テーマ : 大相撲
ジャンル : スポーツ

年寄株問題が前…進?

名跡改革に複数案=執行部は「協会管理」主張-大相撲制度改革委(時事)

日本相撲協会の公益法人制度改革対策委員会は5日、東京・両国国技館で会合を開き、公益財団法人化への課題となっている年寄名跡の問題では、個人資産として扱う現状維持案と、協会が管理する2案が提示された。
 
「管理案」には名跡を無条件で協会に預ける案のほか、年寄が65歳の定年を迎えた際に謝礼金と引き換えにする妥協案が出ている。

「現状維持」では、名跡を譲る際の金額に上限と下限を設ける意見が含まれている。

深沢武久委員(元最高裁判事)は「管理案は協会執行部が推している。公益化のためには、親方衆はある程度は血を流さないといけない」と話した。今後は一門ごとに意見を集約していく。
 
協会と力士の法的関係の整備については、委任契約を軸に詰めていく。次回会合は9月2日。 
(2011/08/05-19:44)


6月に文科省へ提出した組織改革の工程表では、

(1)協会による有償での名跡買取
(2)退職の際に協会に返上させ、退職金を割り増し

の二案が出ていた。

今回の案では実現の難しい(1)が消え、
かわりに「無条件で協会に預ける」というもっと実現の難しい案と、
取引金額に制限を加えるというかなり現実的な案が加わっている。
どうも難航しているらしい(笑)。

文科省の顔色を伺いながら懸命に落としどころを探っているのだろう。
「血を流さないといけない」というのは気の毒だが、
協会存続のためにはそれも仕方のない情勢。

今回親方衆が涙を呑んでくれたなら、
回向院に石碑でも建ててはどうかと思うくらいだ。

テーマ : 大相撲
ジャンル : スポーツ

プロフィール

うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

リンク
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
参加中
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。