スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

豊真将、幕内復帰

9月場所の新番付も発表されて、大相撲はいよいよ秋モード。

先場所、西十両6枚目で9勝6敗の星だった豊真将は、
再入幕をはたし西前頭13枚目に大躍進。

勝ち越し3点で9枚アップという儲けものの昇進(原則的には1点で1枚アップ)は、
豊真将より上の十両上位陣の大半が負け越してくれたからである。
ラッキーといえばラッキーだが、地力を考えれば当然とも思う。

もちろん満身創痍の現状で、どこまで地力を発揮できるかが問題なのだけれど。
今週なかごろの記事。

幕内復帰の豊真将、初日「倍返し」誓う(ニッカン

大相撲秋場所(15日初日、両国国技館)で4場所ぶりに幕内復帰する西前頭13枚目の豊真将(32=錣山)が3日、東京・江東区の錣山部屋で稽古を行った。

すり足やてっぽうなどで十分に汗をかいたあと、三段目力士と11番相撲をとった。昨年11月に左肩腱板(けんばん)断裂の重傷を負い手術。初場所、春場所を全休し、西十両14枚目まで番付が下がっただけに「5月の夏場所も見切り発車だった。こんなに早く幕内に戻れると思わなかった。ケガしていた時には応援の声が励みになったので、その人たちのためにも頑張らないと」と話した。初日は東前頭13枚目の遠藤との対戦が有力。先場所は敗れているだけに「倍返しします」と誓っていた。


「倍返し」なんて流行語を豊真将が本当に言ったのかどうか、怪しい記事だ。
しかし先場所、遠藤との千秋楽の対戦
相手の突っ張りに一方的に後退し、最後は土俵際突き放されて尻から落ちるという醜態を見せてしまった。
ついこの間まで学生だった相手に、元三役としての沽券にかかわる相撲をとってしまった。

そんな相手と初日から対戦、となると先場所千秋楽、今場所初日と連続対戦。
最短距離でのリターンマッチとなる。
今をときめく遠藤の幕内デビューでもあり、俄然世間の注目度は高い。
ルーキーに意地をみせて、逆におのれの復活をアピールできるだろうか。



スポンサーサイト

いつかウサギを抜く日


秋場所の見所、となると遠藤や大砂嵐もいいが、
やっぱり期待してしまうのが稀勢の里。

綱とりは白紙にもどった。
それでも大関陣のなかでは、ここ数場所もっとも高い勝率を誇っている。

今年4場所の平均勝ち星を見ると、
稀勢の里11勝、鶴竜と琴奨菊が9勝、琴欧洲は休場も負けとカウントすれば7勝。
現状いちばん横綱に近い力士であることは間違いない。

悲願の賜杯もメンタルの弱さゆえ、当分難しそうだ。
しかし終盤までできるかぎり戦線に残って、優勝争いの経験値を着実に積み上げていくこと。
それが一年、二年経って生きてくるはずだ。

そんな悠長なこと言ってられないという向きもあるだろう。
だけど。

平成16(2004)年の新入幕以来、なにしろこの人は大関に上がるまで丸7年を要したのだ。
同じ年に入幕した白鵬が2年、日馬富士が4年でさっさと駆け上がったところを、
モタモタと、だけど一途に精進してようやく這い上がってきた。

幕内最高優勝にいたっては、白鵬が入幕から2年、日馬富士が4年半で達成しているというのに、
われらが稀勢の里は9年経っても未だ賜杯バージンのまま。

モンゴルの両横綱をウサギとすれば、稀勢の里はカメになるだろう。
今は亡き先代の鳴戸親方からおくられた
「稀レナ勢イ」の四股名のまるで逆をいく相撲人生になっている。

それでも愚直なまでに稽古に励み、やっとここまで来た。
いつかカメがウサギを抜き去る日を、僕は心待ちにしている

…なんてね。



気になる人ふたり

今朝のニュース。

把瑠都、朝稽古5日連続休む 休場の可能性も(報知

大相撲の元大関で左ひざを負傷し十両に陥落した把瑠都(28)=尾上=の秋場所(15日初日・両国国技館)出場について、師匠・尾上親方(元小結・浜ノ嶋)は7日、「何とも言えない」と明言を避けた。把瑠都はこの日、大田区の部屋で行われた朝稽古に姿を現さず。番付発表後5日連続の欠席で調整不足は明らかで、休場の可能性が浮上している。

東十両3枚目の今場所を全休すれば幕下陥落は避けられない状況。大関経験者が幕下に落ちて相撲を取った例はないだけに引退の可能性もある。幕下に落ちた場合の進退についても尾上親方は「今は何も言えない」と、歯切れが悪かった。初日まで残り8日。四股、すり足など基本の稽古もできていない状況は、異常事態だ。



たしかに前例はないかもしれないが、まだ力の落ちる歳ではない。
まず怪我を治すこと。
そして膝に負担のかかる、強引に引っ張り込んで投げでしとめる相撲をやめて、
前に出る相撲にモデルチェンジしていくこと。
それが出来ればまだまだ働ける人だ。

周囲から当然そういう声は本人の耳に届いているだろうし、
親方もそう指導していると思うのだが。

記事はなんとなくではあるが、
親方と当人の間で交流を欠いている様子を伺わせる。
何があるやら。


新小結高安が精彩欠く…幕下に8勝6敗(デイリー

二所ノ関一門の連合稽古が7日、千葉県船橋市の松ケ根部屋で始まり、稀勢の里、琴奨菊、琴欧洲の大関陣ら10人の関取が参加した。平成生まれ初の新三役、小結高安(鳴戸)は申し合いで幕下力士に8勝6敗、関取には6勝9敗と精彩を欠いた。

 前日の稽古総見は体調不良で欠席し、この日は一方的に土俵を割る場面が目立ち、親方衆から「それでも三役か」などとゲキを飛ばされ続けた。高安は「体は大丈夫。でも足が出なかった」と、反省しきりだった。



先場所前頭筆頭で、日馬富士、鶴竜、琴欧洲を撃破。
白鵬にも負けはしたものの、互角の差し合いを演じて場所前半の主役だったこの人。
新三役でどれだけやるかと期待させておいてのこのニュースだから、ちょっとこちらも戸惑う。

実際どこか悪いのかもしれない。
しかし先場所、横綱日馬富士を相手に、
立ち合いから張り差しを敢行するという掟破りの策に出た勝負師でもある。
場所前に絶好調なんて書かれたらたまんねえよ、という陽動作戦にも思える。
はたしてどちらだろう。

豊真将リベンジ果たす初日

秋場所がスタート。


まずは新入幕の遠藤と返り入幕の豊真将の相撲。

先場所は千秋楽で対戦。
豊真将は一方的に突き放され、
最後は土俵際尻から落ちるという醜態をさらしてしまいました。
今をときめくルーキーを相手に、リベンジを果たしたい。

●遠藤<東前頭13>(よりたおし)豊真将<西前頭13>○

遠藤立ち合いから突っ張って攻め込むが、豊真将前傾姿勢でよくこらえ逆襲。
遠藤右にまわりながら上手を取って得意の左四つに組むも、
豊真将右おっつけ、左の差し手を返して腰を振り相手の上手を切るやいなや、
その機を逃さず一気に反対土俵へ走り寄り倒す。

上手を切った瞬間の豊真将の猛ダッシュ。
ベテランの意地が伝わってきました。

元三役で4場所ぶりに幕内に戻った豊真将が、遠藤から“倍返し”で白星を奪った。「組みたくなかった。しっかり我慢できた。(幕内で)勝てて最高」と納得のスタートを切った。

先場所千秋楽、十両の土俵で対戦。尻餅をつかされる屈辱的な内容で敗れた。場所前から注目を浴びる新星を「意識するなっていう方が難しい。嫌でも意識した」と32歳のベテランは意地とプライドをぶつけた。

「倍返しができてよかった。これからも今まで負けた力士全員に倍返ししたい」と妻の梨愛(りえ)さんとともに大ファンという人気ドラマ「半沢直樹」の決めぜりふで喜びを表した。「これできょうも気持ちよく『半沢直樹』が見られます」と笑顔。

左肩の故障で今年夏場所には、幕下陥落まで後がない西十両14枚目まで番付を落としたが「半沢直樹」ばりの巻き返しを狙う。(報知


場所前の記事でも豊真将のコメントとして「倍返し」の言葉があって、
「ほんとにこんなことマショーが言ったのかよ、適当な記事だな」と思っていたのですけど、
どうやら大ファンらしい(笑)。

しかも「今まで負けた力士全員に倍返ししたい」という凄まじいコメント。
マショーさんノリノリです。
ぜひ上位に戻って、一度も勝っていない白鵬に倍返ししてほしい。


このところ存在感の薄い琴奨菊と、先場所6枚目で9勝、上位に戻ってきた隠岐の海の対戦。

○琴奨菊<東大関二>(きめだし)隠岐の海<東前頭二>●

立ち合い隠岐の海両差しを果たすが、踏み込みで完全に勝っていたのは琴奨菊。
相手の肘から下をガチッとロックして前へ出ると、隠岐の海は何もできず。

隠岐の海は柔らかくスッスッと二本のぞかせたのですが、
立ち合いの角度、踏み込みで完敗。
上位で勝てないのはこのあたりの問題なのでしょう。


結びは白鵬と高安。
高安は先場所西の筆頭で9勝6敗、1横綱2大関を撃破し殊勲賞を獲得。
新小結となって活躍が期待される今場所。

先場所は二日目で対戦したこの二人。
高安は横綱と胸を合わせた格好で、互角の差し合いを演じて見せました。
負けはしたものの急成長を感じさせる相撲でした。
今日はどうか。

○白鵬<東横綱>(よりきり)高安<西小結>●

立ち合い白鵬すばやく踏み込むと、両差しとなって一気に寄り切る。
高安何もできず。

あらららら。高安の完敗です。

先場所はいつもの左前ミツ、右下手で行って苦戦した横綱。
今場所は舐めてはいかんと初めから両差し狙いでした。
これが的中。

一方の高安ですが、横綱に地力で劣るのは仕方ないにしても、
どうも今日は覇気が感じられなかった。

立ち合いの瞬間、先場所は右手をおろしてから左手を泳がせ、
横綱の立つところをじっと伺っていました。
ぜったい立ち遅れまいという意思が見て取れました。

今場所は初めから両手をおろしていた。
横綱がいつものごとく右手をおろして左手をポンとついて立った瞬間、
それに合わせるように受けて立っていた。
完全に相手のタイミングで、これでは負けても仕方がないような。


横綱大関陣は今日は安泰。

日馬富士は突き刺さるようないい立ち合いで栃煌山を破り、
コンディションの良さをうかがわせました。

稀勢の里は松鳳山を一方的に押し出し。
中継では「どうも場所前から腰が下りない」という本人のコメントが紹介されました。
いつものことじゃん、と傍で見ている側は思うのですけど、まあ当人の感覚があるのでしょう。
たしかに今日も腰は高かったです。




《追記》
豊真将の「倍返し」コメントについて真相が判明。


嫁さんの指示だったらしい(笑)。

大魔神の目に涙、の二日目

今日のNHK中継では、昨日初日の「敢闘精神アンケート」の結果を紹介。
1位の力士の取組もVTRで見せてくれた。
(ちなみに今回は遠藤に勝った豊真将)

今場所はずっと続けるらしい。
人気回復策の一環で始められたが、
このところ少々注目度が減ってきたので、よいことだと思う。

本日実況の藤井アナからは、
これを場所単位で集計して賞とか賞金とかどうでしょう、といった趣旨のコメントが。
解説の親方からは特に芳しい返事もなかったが、ぜひやってほしい。

三賞はこのところハードルが高すぎて、該当者なしという事が多い。
トータルの星は今ひとつだったり、負け越したりしていても、ファンを沸かせる力士は多い。
彼らの励みになるような賞を設けるべきだと思う。

そんな二日目。


昨日横綱に完敗の新小結高安。今日は鶴竜に挑戦。
先場所は大関相手に胸をあわせて堂々の巻き替えの応酬の末、勝っている。

●高安<西小結0-2>(つきおとし)鶴竜<西大関一・2-0>○

先場所の反省からか鶴竜は組むのを嫌い、立ち合いから突っ張りを選択。
出足よく高安を追い込むが、高安二度三度といなしながらこちらも突っ張って応じる。
両者息の上がってきたところで右四つに組み合う。
高安ちょっと出ようとするが相手得意の四つとあって、
思い直したように再び離れて突こうとするところ、前のめりの姿勢になってしまい、
その機をのがさず鶴竜が左へまわりこんで突き落とす。

取組後、高安からは組んだところで構わず出ればよかった、とのコメントが。
勝負処に対する勘の違いか。


結び前、勢が白鵬に三月場所以来、二度目の挑戦。
前回は立ち合いであっさり右四つに組みとめられ、何もできなかった。
今回はどうか。

●勢<西前頭一・0-2>(うわてなげ)白鵬<東横綱2-0>○

勢、左を固めて立てば白鵬は右が差せず。
やむなくお互い不得手の左四つに組んで回しを伺う形に。
白鵬左の下手を取ると出し投げで泳がせ寄るが、
土俵際、勢のこって右をこじ入れ、すくい投げで白鵬の左を切ってしのぐ。

しかし勢はこれが精一杯。
再び白鵬に左の上手を許すと、最後は土俵中央、投げで仕留められる。

すくい投げで白鵬の両手がまわしから離れた瞬間が勝負だったが、
なかなか難しかった。
しかし白鵬相手に二度目の挑戦でここまで出来たのは大したものでは。


結びは松鳳山が日馬富士に挑戦。
過去日馬富士の7戦7勝。
幕内最軽量の二人だが、日馬富士の出足に松鳳山がいつも圧倒されてしまうのがいつものパターン。

●日馬富士<西横綱1-1>(おしだし)松鳳山<東前頭一・1-1>○

松鳳山モロ手突きから猛然と突っ張れば、横綱下からあてがうも一方的に後退。
土俵際何とか左のまわしに手がかかるが、松鳳山そこを右からドンとついて最後は押し出す。
館内は座布団乱舞。

松鳳山は初金星。
勝ち名乗りを受けている間に仁王の様な、大魔神の様な顔がみるみる歪み、
花道を下がりながら号泣。

これは参った。
泣き顔が似合わない人間ほど、泣いたときにはこちらの胸を打つ。



でも思い返すと、この人は結構泣き虫である。

何年前だったか、もう忘れたが、
松鳳山の所属する松ヶ根部屋が民報テレビのドキュメンタリーで取り上げられたことがあった。
スタジオのゲストに松ヶ根夫人の高田みづえさんが呼ばれ、
相撲部屋のあれこれを語っていた。

本場所中の部屋の様子を映したVTRのクライマックスは、
当時まだ本名の松谷を名乗っていた、取的時代の松鳳山が主役だった。

千秋楽で昇進だか優勝だか、何か逃してしまったんであった。
取的の大部屋に戻った松谷青年は、悔しさのあまりうつむいて涙をポロポロ。
カメラはそれを引いた位置からそっと覗く…そんなシーンがあった。

録画していたんだけど、VHSだったからどこか行ってしまった。
も一度みたいけど、まあいいや。

ともあれ、松鳳山おめでとうということで。

プロフィール

うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

リンク
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
参加中
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。