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大砂嵐が入幕

九州場所を2週間後にひかえ、新しい番付が発表された。

目玉のひとつは新入幕、エジプト出身の大砂嵐。
前相撲からはじめて初土俵から10場所での入幕は、
常幸龍の9場所についで年6場所下史上2位のスピード出世。

記者会見のようすをニッカンのサイトから。

会見では「幕内力士はみんな強い。オレの相撲は80、90%がパワー。幕内の相撲とは全然違う。もっと腰を下ろして、突っ張ってまわし取って前に出る。これからもっともっと稽古します」と意気込みを話した。


本人も言うようにその相撲ぶりは腰が高い。身体も硬い。
技術面もいまだ発展途上なので、容易に相手のいい格好を許してしまう。
それでも桁違いのパワーで強引に振りまわし、勝利に持ち込む…そんな印象がある。
時事通信のサイトではこんなコメントも紹介されていた。

「いい相撲をまだ取れないし、もう少しゆっくりでもよかった」と控えめに喜んだ。


控えめなのはポーズではなく、正直な思いだろう。
横綱貴乃花を敬愛し、横綱になりたいと公言する大砂嵐。

頭の中には自分なりの理想である「いい相撲」がある。
しかしそれが「まだ取れない」というジレンマ。
今の自分が幕内で取る、というのは、
高い志と自身への冷静な視線をあわせもった(ように映る)彼にとって、
時期尚早と感じられるのかもしれない。

今の相撲振りからすると、
正直幕内では勝ち越せるかどうか、ギリギリの線にも見える。
手だれの力士たちに中に入られ一気に勝負をつけられ、
持ち前のパワーを活かす間もないまま土俵を割る、そんな日々が続く可能性も高い。

ただこの自分を客観視できる知性と、高い理想。
そして母国の大学を中退して来日し、6つの部屋に入門を断られながらも粘りに粘って、
ようやく大獄部屋に入門を許されたという土性骨の強さ。

たとえ今場所いい結果が出なくとも、いずれは上位に食い込んで来るだろう。
ただ願わくは、性急に勝ちを求めるあまり力任せの相撲に固まってしまわないこと。

把瑠都や阿覧といった、素質の割に最終的には残念な土俵人生で終わってしまった力士たち。
相撲ファンは彼らの不完全燃焼な引退劇を、立て続けに見せられたばかりだ。
どうかこの人には大きな花を咲かせてほしい。

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不安な遠藤

九州場所 前売り30%増 浅香山親方の効果あった!? (スポニチ)

九州場所の前売りが昨年よりも30%増加し、人気が回復傾向にあることが分かった。

楯山担当部長(元関脇・玉ノ富士)は「おかげさまで昨年よりも30%いいと聞いている」と笑顔。今年から九州場所担当に抜てきされた浅香山親方(元大関・魁皇)が地元テレビ番組に出演してアピールを続けているだけに「効果があったんじゃないか」と分析していた。

2013年10月30日 06:00


ひところはテレビの映像からも、閑古鳥の鳴きっぷりが伝わってきた九州場所。
お客さんが戻ってきたのは嬉しい限り。

記事が言うように、浅香山親方の功も大きいのだろう。
しかしそれ以上に、皆がチケットを買いに走った動機は、ルーキー遠藤の活躍かも知れない。

その遠藤。昨日早朝のニュース。

遠藤 “ぶっつけ本番”も 実戦稽古できず「巡業は後悔していない」(スポニチ

大相撲の幕内・遠藤(23)が“ぶっつけ本番”で九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)に挑む可能性が出てきた。

追手風部屋宿舎(福岡市西区)で九州乗り込み以来初めて朝稽古に参加したが、9月の秋場所中に痛めた左足関節の状態が思わしくなく稽古場の隅で四股やすり足を行っただけ。師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)は九州場所の出場は明言した一方で「万全の態勢で場所は迎えられない」と話し、場合によっては実戦的な稽古を再開しないまま初日を迎えることも示唆した。

途中休場した秋場所中に提出した診断書は「左足関節捻挫で約3週間の安静加療を要する」だった。その後、秋巡業の全日程に参加したこともあって1カ月以上経過しても完治していないが、本人は「巡業に出たことは後悔していない。16年ぐらい相撲をやっているので1カ月近く休んでも(今までの努力が)パーになるわけじゃない。プラスに考えたい」と前向きだ。

2013年10月30日 06:00



何しろ人気者であるし、今回の巡業は地元の石川県なども含んでいたので、
休みたくても休めない事情があった。
しかしそれで怪我も長引いている。
本人のコメントも「前向き」というよりいささか悲壮感が漂うような。

こちらは今朝のニュース。

遠藤 負傷後初めて土俵に入り立ち合い確認、遠い本格稽古(スポニチ)

左足首を痛めて秋場所を途中休場した遠藤は負傷後、初めて土俵に入り、立ち合いを確認した。

若い衆を相手に立ち合いから押していく稽古を繰り返したが、本格的な稽古にはほど遠い状態。「当たれたことは良かった。痛いからやらないということはない。我慢してもやらないと」とまだ足に痛みがあり、本調子ではない。「足とうまく付き合っていくことがテーマ。先場所は休場したので15日間取り切りたい」と話していた。

2013年10月31日 06:00


コメントからは皆勤できるかどうかも不安、という本音が見え隠れする。
場合によっては途中休場ということもありそうだ。

怪我は土俵で治せ、とも言うが、将来のある人だけにあまり無理はしてほしくない。
思い切って初めから休むのも手ではないかと思うのだが。

九州のお客さんは一時がっかりするかもしれない。
しかしその分ここで完治させて、復帰した遠藤が順調に番付を上げ、
来年の新三役デビューを間近で見られる、なんてことになれば。

それで納得してくれるのではない…か…な?ダメかな?

「相撲」最新号の表紙を眺めつつ


来る11月場所に向け発売された、月刊誌「相撲」九州場所展望号。
表紙はこちら。

相撲 2013年 11月号 [雑誌]相撲 2013年 11月号 [雑誌]
(2013/10/31)
不明

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巡業先で撮ったのだろうか、化粧回し姿の豪栄道と遠藤の2ショット。

豪栄道は先場所関脇で11勝、今場所は大関取りの足固め。
遠藤は先場所途中休場に終わりはしたが、新入幕で9勝と上々の成績。

どちらも今場所、注目株であるのは間違いない。
しかしこうして二人が並ぶと、遠藤の方が主役に見えて仕方がない。


10場所連続関脇の力士と、やっとこさ平幕の7枚目に上がってきた力士だ。
地力も地位も格段の差がある。なぜこうなるのか。

かねがね立ち合いでマワシにこだわり過ぎ、威力に欠けると言われてきた豪栄道。
先場所はそのあたりを大幅に改善。
マワシを引くより何より、まずは前へ出ることを徹底。
おかげで11番も勝てた。
今場所また大勝ちすれば、初場所は大関取り、
春場所は故郷の大阪で新大関デビューという流れも見えてくる。

けど、どうも見る側としてはワクワクしない。

別に豪栄道が嫌いなわけではない。
勝負勘の鋭さ、思い切りのいい相撲振り、不敵な面構え。
相撲好きにはアピール満載の力士だ。

しかしこの人が大関になるかも、と想像しても、
個人的には何だか気持ちが高ぶらない。

いま相撲ファンとして私が求めているのは、
クンロクあたりでお茶を濁すような大関が、一人や二人増えることではないのだろう。

毎場所毎場所あたりまえのように優勝し、
千秋楽には優勝インタビューで調子にのって要らぬことまで言いたい放題の白鵬。
あの男を堂々ぶち破り、賜杯を見事かっさらい、
ざまあ見やがれとこちらの溜飲を心ゆくまで下げてくれる、私が見たいのはそういう力士なのだ。

豪栄道には悪いが、今の彼にそこまでの可能性は感じられない。

かたや遠藤には可能性を強く感じる。
この男なら、いずれ白鵬と堂々四つに渡りあい、
かつて貴乃花と曙が時代を二分したような優勝争いを演じてくれるのではないか。

そんな思いが、大関を射程圏内にとらえた力士より、
入幕二場所目の新参者をきらめいて見せるのだろう。




というわけなので、あえて、豪栄道よ。
たとえこの先大関になったとしても、
どうか琴欧州や鶴竜のように守りに入らないでほしい。

いま相撲ファンが、
というか少なくともそのうちの一人が見たいのは、
己の保身に汲々とする大関ではない。
絶対的な王者の牙城を打ち崩し、
耐えて久しい日本人力士の優勝額を国技館に掲げてくれる、
そんな大関なのだから。



キセの思惑

九州場所初日まで一週間を切って、出稽古も盛り上がっている。

日馬富士“恋人”稀勢と行き違い(ニッカン

横綱日馬富士(29=伊勢ケ浜)が振られちゃった!? 大相撲の九州場所(10日初日、福岡国際センター)まで1週間を切った4日、福岡・太宰府市の部屋で汗を流したが、楽しみに待っていた大関稀勢の里は一向に訪れず、がっくり。「稀勢の里も調子が悪いんじゃないかな」と寂しがった。ただ、当の大関は隣の大野城市の境川部屋に出稽古しており、“意中の恋人”と思わぬすれ違いが生じた。

事の始まりは、先月29日の力士会で日馬富士が「いつも行ってるから、たまには来いよ」と誘ったのがきっかけ。稀勢の里の相撲にほれ込んでいることや、最近4連敗中ともあって稽古を熱望した。結果、翌30日には「稀勢が2日間、来てくれるみたい」と喜ぶ姿があった。ただ、稀勢の里は「体と相談して」と話すにとどまっており、双方に行き違いがあったようだ



なぜかBL的な書きっぷりの記事(笑)。

ここ3場所連続で優勝次点に泣いている稀勢の里としては、
苦手な相手を一人でも二人でも克服して、白鵬との星の差を縮めたい思いだろう。

そのためにはこの1年で5勝1敗、現在4連勝している日馬富士よりは、
2勝4敗、2連敗中の豪栄道のほうが喫緊の稽古相手と判断したわけで。

行ってみてどうだったか。

豪栄道 大関獲りへ充実 稀勢の里に三番稽古勝ち越す (スポニチ

大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)で大関獲りへの足固めを狙う関脇・豪栄道(27)が4日、福岡県大野城市の境川部屋で、出稽古に来た大関・稀勢の里(27)と三番稽古(同じ相手との連続稽古)を行い11勝10敗で勝ち越した。

158キロの自身より19キロも重い大関に対し、心掛けたのは立ち合いの角度。「いい角度で当たればデカい相手でも持って行くことができる。受け身になったら自分は体がないからね」と振り返ったように低い当たりから一気に前に出る“電車道”で勝つ場面が何度も見られた。途中5連勝するなど大関相手に好調をアピールし「いい稽古ができた」と充実の表情。

先場所11勝を挙げ、大関昇進の目安である“三役3場所33勝”へ2桁は欲しいところだが「ある程度プレッシャーはないとね。自信を持ってやる」と平常心を保っていた。



なんだか返り討ちにあったみたい。
稽古場での成績だからよく言われるようにあくまで参考、ではあるのだが、
このところ立ち合いの改善著しい豪栄道相手に、
腰の高さがなかなか直らない稀勢の里が苦戦したようすが伺える。

横綱を袖にして挑んだ今回の出稽古。
本場所につながるといいのだが。

I'M BACK!

いよいよ幕内上位に戻ってきたマショーさん。

豊真将、幕内上位復帰で「思い切りやる」(ニッカン)

左肩の大けがから復活した豊真将が、久々に幕内上位へ戻って意欲を燃やしている。

4日は福岡県篠栗町の錣山部屋で、出稽古に来た横綱白鵬らと15番取り「横綱と思い切りやって肩が大丈夫だった。自信になった」と手応えを口にした。

昨年12月、左肩腱板(けんばん)断裂で手術を受け、2場所連続の全休。夏場所に十両最下位で復帰し、9勝、9勝、10勝で一気に東前頭4枚目まで上がった。

「焦りとか、つらさとかあって、いい経験をした。やっと戻って来られたので、思い切りやる」と言葉に力を込めた。


今場所は前頭4枚目。
おそらく前半戦は、同格の栃乃若、魁聖、勢、碧山、千代大龍、豊響あたりが相手となるだろう。
そして中盤から後半にかけて、横綱大関陣と連日割が組まれることとなる。
当然この日の稽古相手だった白鵬とも戦うわけだ。
ぜひ「倍返し」を期待したい!

…ま、それは難しいか。
しかし何とか勝ち越し、そして三役復帰へと星をつなげてほしいもの。

プロフィール

うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

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