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さよなら琴光喜


立って左を浅く、右を深く取る、
土俵の中央でじわじわ形をつくり、
刹那のタイミングで上手出し投げ、
土俵際まで泳いだ相手をぐっと引きつけ、
腰をかまえて寄り切る…

もうあの十八番の相撲は見れないのだ。

あまりにも関脇での足踏みが長かったから、
大関になったときはもう上を目指せる年齢でもなかったかもしれない。

それでも客寄せパンダの如くなってしまった魁皇にくらべ、
ある意味では日本人力士の最高峰に居続けた人なのだ。
(まあ日本人の若手が不甲斐ないというのはあるのだけれど)

朝青龍にしてもそうだが、
相撲取りとしては立派だった人が
こうしたイビツな形で土俵を去るというのは見ていて複雑だ。
何のトラブルもなければ、全うな土俵人生を歩めたはずなのに、
それが叶わなかった。

相撲取りとしては立派だった人が、
力士となると失格の烙印を押されてしまう。

この現状をどうにかしないと、
ファンもやるせない。




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生中継は中止、ダイジェストを終了後放送…

NHKの中継問題は結局こういう落としどころになった。
夕方からダイジェストのみ放送するのだという。

昨今の世論からすれば、NHKとしても最低限の譲歩かも知れない。

私はこれまで昼間の勤めもあるから、
大相撲は場所中、毎日幕内後半の取り組みの生中継を録画して楽しんでいた。

深夜や早朝にNHKはダイジェストも放送はしていたが、
仕切りもなしに次々と取り組みが消化されるのはまるで面白みが無い。

瞬間の勝負である相撲は基本的に間を楽しむスポーツだ。
両者が仕切るあいだに立ち合いからの展開をのんびり予想し、
いざ立ったら思うようになったと満足したり、意外な展開に驚いたりする。

ダイジェストにはその楽しみが無い。
だが結果は知りたいから見ざるを得ない。
好きなものにとっては生殺しのような番組だ。

生中継がないなんて嫌だ…

とは思うが、まあ暴力団のカモにされた現状では、
よくこの程度で済ませてくれたとNHKには感謝した方がいいのかもしれない。
NHKは相撲協会にごくやさしいボールを投げたと言える。
あとは相撲協会がどのようなボールを投げ返すかだが。









プロフィール

うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

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