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把瑠都の中途半端な立ち位置

2ちゃんねるの相撲板が好きでよく見るのだけれど、
ここを覗いていて把瑠都のスレッドが無いことに気付いた。
横綱大関陣の中ではこの人だけである。
千代大海や琴光喜は辞め(させられ)てからも
しぶとくスレッドが続いているというのに、
現役大関がかくも冷遇されているのはどうしてだろう。

考えてみれば、把瑠都ファンというのはいるのだろうか。
あまりピンと来ない。
198センチ、188キロの均整の取れた巨体は
勝って当り前の雰囲気があってどうも応援のし甲斐がない。
それなら憎まれ役になっても良さそうなものだが、
愛嬌に溢れたキャラクターだからヒールとしては物足りない。
何とも中途半端な存在なのだ。

把瑠都自身にも、自分の立ち位置をわきまえているような節がある。
昨年秋におこなわれた全日本力士選士権。
毎年恒例の花相撲のトーナメント戦だが、ここで優勝した把瑠都。
記者団から「次の横綱は自分という気持ち?」と尋ねられて
「日本人横綱が出てこないとね」と返している。

雑誌で読んでオイオイと思ったコメントだったが、
おそらく本音なのだろう。
ヨーロッパから来た自分とモンゴル人の白鵬が横綱として並び立ったところで、
日本人である相撲ファンはあまり喜ぶまい…そんな思いが伺える。

この人を見ていると、白鵬の様なアスリートとしてのエゴがちっとも感じられない。
むしろエンタテイナーとしての慎みのようなものを濃厚に感じてしまう。

そういう目で見る所為か分からないが、
大関に上がってからの把瑠都はどうも本気で相撲を取っているように見えない。
いや本人は本気のつもりなのだろうが、
どこか無意識に自分の成長にブレーキをかけているかに映る。
大関昇進を決めた頃の丁寧な取り口は今はすっかり影をひそめ、
怪力でねじ伏せるような相撲が頻発している。
とても上を目指すようなスタイルではないが、
これでも大関は維持できるのだから本人はよしとしているのだろう。

来日前はナイトクラブで用心棒を勤め、
危ない目にも幾度となくあったという把瑠都。
その時のことを思えば、新弟子時代の苦労など何でもなかったと
インタビューで述懐しているのを見たこともある。
恵まれた体を生かして出来るだけ長くお客を楽しませれば
自分はそれで十分、と案外割り切っているのかも知れない。
いつかこの人が、現状のままでは大関の地位も危なくなるような、
あるいは心置きなく上を目指せるような、
そんな環境を日本人の若手が作っていってくれると良いのだけれど。

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テーマ : 大相撲
ジャンル : スポーツ

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うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

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