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おめでとう新三役、豊真将の十三日目

勝ち越しおよび新三役へリーチのかかった豊真将。
今日の相手は今場所ここまで2敗と平幕下位で絶好調の北太樹。
止め男としてご指名を頂いたわけだが、この相手には過去4戦3勝と優勢であり、
先場所も右のおっつけで北太樹得意の左差しを封じて完勝したばかり。
これはもらったろう、とのんびり見ていたのであったが。

○豊真将<前一8-5>(おしたおし)北太樹<前十一10-3>●

立ち合い豊真将左が深く入って攻めたてると、北太樹右へはたく。
豊真将向きなおって低い姿勢から中に入ろうとすると、
北太樹さらに低い姿勢から右腕伸ばして豊真将の肩をおさえ牽制。
豊真将は右手で北太樹の左手をつかんで活路を見出そうとするが、
北太樹はこれをバチバチはねかえす。

しかし地力にまさる豊真将、じわじわ中に入り、再び左をさすと、北太樹再び右へはたく。
その機に豊真将左、右と双差しに成功、前に出ようとするが北太樹極めてこらえる。
苦しい豊真将右腕をぬくと、北太樹すかさず左をさしに行く。
豊真将その手を下から懸命におっつけると、ようやく左差し右おっつけ得意のかたち。
絞り上げるようにガッと前へ出ると、北太樹またまた右へはたく。
しかし豊真将、これには動じず、体勢のくずれた相手は既に土俵際。一気に押し倒した。

終わってみれば何と32秒の大熱戦であった。
同じく左を差そうとするもの同士、己のみが差して相手には差させまいという白熱の攻防。
北太樹は天をあおぎ、心底悔しそうな様子。相当な気合で挑んだことがうかがえた。
いつのまにかずいぶん強くなった気がする。

これで豊真将は筆頭で勝ち越し。
来場所の新三役がほぼ確定的となった。

まあこの先琴奨菊が残り二日連敗して大関昇進が叶わず関脇にとどまり、
しかも今日で7勝をあげた関脇鶴竜が残り二日連敗して関脇から落ち、
さらにしかも今日で6勝7敗まで星をもどした豊ノ島が残り二日連勝して小結にとどまり…

そんなことにでもなれば話は別だが、まずないだろう。
おめでとう豊真将、来場所の土俵入りはきっと割れんばかりの大声援だ。

それにしても引っかかったのは、NHKのアナウンサー陣である。
今日のテレビ中継を担当していた白崎アナは、豊真将のこの日の勝利に関して
「前頭筆頭ではじめての勝ち越し」と言っていた。
これはウソで、実際には4年前の平成19年9月場所で経験済みである。
ただこのときは西の三枚目で琴奨菊が10勝と大勝ちしたため、
西の筆頭で8勝にとどまった豊真将は翌場所東の筆頭に据えおかれている。
豊真将の運の悪さを物語るエピソードだが、
この件を無き物のように扱ったアナの不勉強はいかがなものか。

しかもあろうことか、勝ち越しインタビューでも別のアナが、
「4回目(の筆頭)でついに勝ち越しましたねえ」と本人にむかってやってしまった。
マショーも大人であるから「んなもの4年も前にやってるわ、勉強しろ馬鹿アナ」とは言わない。
素直に「一番一番頑張りました」と返していたが、内心複雑な思いもあったろう。
せっかくの慶事もNHKのとんちんかんなコメントで台無しである。
病気欠勤中の相撲博士岩佐アナならこんな間違いは無かったと思うのだが。
早く戻ってきてくれ。

まあそれはともかくマショーの談話。

豊真将、夫人に感謝し新三役へ(産経)

豊真将は4度目の東前頭筆頭で初めて勝ち越して来場所の新三役を確実にした。「自分でも勝ち越したいと強く願ってきたのでうれしい」と喜びをかみしめた。

序盤で3大関を倒した今場所。好成績の要因に「強いて言うなら」と断りながら、4月の梨愛夫人との結婚を挙げた。食事面など「自分一人じゃケアしきれない部分まで協力してもらえることが大きい」と感謝した。

これまで3度はね返された壁を乗り越え「応援してくれた人たちにも少しでも喜んでもらえるかな」と頬を緩めた。




そして本日の大一番。1敗の白鵬と2敗の琴奨菊の対決。

●白鵬<横綱11-2>(よりきり)琴奨菊<関脇11-2>○

立ち合い琴奨菊左から鋭く踏みこみ、左前ミツ浅い所をしっかりゲット。
白鵬に右の下手を与えず、自らの右はしっかり差して返し、上手も与えない。
がぶって寄りたてれば白鵬はずるずる後退、なすすべ無く土俵を割った。

普段と逆の右四つで挑んだ琴奨菊が完勝。
白鵬は立ち合いも悪く、まわしは初め下手にちょっと手がかかった程度ですぐ切られる始末。
何もできなかったと言っていい。

琴奨菊をほめるべきなのだろうが、白鵬の終盤に来てのふがいなさはどうしたことだろう。
先場所も同じ様に、この時期にガタッと調子を落としたのだった。
連勝記録を伸ばしていた去年辺り、稽古が足りないとよく言われていた。
この様子では早いうちに力が落ちてしまうと懸念する声もあったが、それが現実になってきたのか。

琴奨菊はこれで11勝。
残り二日の大関戦で1勝すれば、文句なしの昇進となる。


鶴竜は落ち着いた相撲で嘉風を下し7勝目。
稀勢の里は左のハズ押しで波にのる臥牙丸を下し10勝3敗。臥牙丸も同じく10勝3敗。
日馬富士と把瑠都のすっかり影の薄くなった大関同士の対戦は、
左四つがっぷりから日馬富士が無茶な投げにいき、把瑠都につけこまれ自滅。

2敗が白鵬、琴奨菊。
3敗が稀勢の里、北太樹、臥牙丸。

2敗の二人と残り二日対戦するのが日馬富士、把瑠都の両大関。
白鵬は明日把瑠都、千秋楽に日馬富士。琴奨菊は日馬富士、把瑠都と続く。
日馬富士に先場所のような活躍を期待するのは、今の調子から見て難しそうだ。
必然的に把瑠都がキーマンとなる。

先場所同様、白鵬に勝ち琴奨菊に敗れるとすれば、
平成18年1月栃東以来の日本人力士の優勝と、待望の国産大関の誕生を、
怪人把瑠都が演出することになるだろう。
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テーマ : 大相撲
ジャンル : スポーツ

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プロフィール

うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

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