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今日はいいもの見れた、の八日目

今日で中日。

幕内前半戦最後の安美錦-阿覧戦。
安美錦が押して出るところ阿覧が土俵際回りこんで突き落とし、
向正面側でほとんど同時に落ちた。
軍配は阿覧にあがったが物言い、協議の結果差し違いで安美錦の勝ちに。

直後の審判交代で花道を下がってきた鏡山審判長のコメントがよかった。
「オレは阿覧だと思ったんだけど、四人とも安美錦だっていうし、
ビデオ室も安美錦だっていうし、それでこうなった」

あっけらかんと内幕を話してくれる鏡山さんの人柄がたまらない(笑)。

私は物言いのたびに、土俵上でどんなことを話し合っているかと気になってならない。
もちろん目の前で起きた勝負のことを語っているのだろうが、
どんな言葉で、どんな成り行きで協議が進むのか物凄く気にかかる。

むかし、一時期マイクを吊るして協議の音声を場内や放送で流したこともあったらしい。
しかし大したことも話しておらず、馬鹿馬鹿しいのでやめてしまったと
誰かのエッセイ(阿佐田哲也だったか?)で読んだ記憶がある。

でもいっぺん聞いてみたいんだよなあ。
たまにサービスでやってくれないだろうか。
そんな八日目。


新入幕で5-2と好調の遠藤は巨漢臥牙丸に挑戦。

○臥牙丸<西前九・4-4>(おしたおし)遠藤<東前十三・5-3>●

臥牙丸の強烈な当たりを警戒した遠藤、立ち合いはモロテ突きの防御策を選択。
しかし予想以上の圧力に堪えきれず、左に回りながらはたく。
そこを臥牙丸よく着いていき、胸元への突っ張りで遠藤を圧倒。
最後は押し倒す。

5日目の常幸龍戦同様、立ち合いからの突き押し一発勝負に敗れた遠藤。
まわしを取りに来る相手には強いが、離れた相撲でガツンと来られると弱いのが見えてきた。

立ち合いのパワー不足が原因なのだろう。
しかしこの人を見ていると、
そんなものはいずれ乗り越えてしまうと思わせる、頼もしさがあるのが不思議だ。


二日目の「涙の初金星」で注目を集めている今場所の松鳳山。
今日が横綱大関戦のシメで、相手は琴奨菊。
しかし過去戦績は松鳳山の1勝5敗と圧倒されている。

●琴奨菊<東大関二・5-3>(つきおとし)松鳳山<東前一・5-3>○

立ち合い松鳳山いきなり右へ変化。
想定外だった琴奨菊はバッタリ。
客席にはどよめきが。

連日立ち合いからの猛突っ張りで沸かせている松鳳山。
今日も当然そういくのだろう、と思いきや、期待を裏切る相撲。

取組後のインタビューでは、いつも左を差されて負けているので、とのコメント。
ま、苦手な大関相手では仕方ないかな。


結び前では宝富士が白鵬に挑戦。
過去2回対戦していずれも白鵬が勝っている。

宝富士はケレン味のない相撲を取る人で、あまり上位を食うイメージが湧かない。
つまらない一番になりそうだな、と見ていたのだけど。

○白鵬<東横綱8-0>(よびもどし)宝富士<東前頭三・1-7>●

立ち合い宝富士、得意の左を差しに行くが、横綱の圧力にかなわず、
相手十分の右四つに組まれてしまう。

ここからは白鵬のワンマンショー。
右のカイナを返しつつ左の上手を取ってジワジワ寄る。
宝富士が堪えようとするところ、左から投げを打つモーションをチラと見せて、
返す刀で右のカイナを地面に向けてブンと一突き。
自らの右腕を相手から引っこ抜くような形で、宝富士はたまらず土俵下へ落ちていった。

おやこれはもしかして、と思っていたら、
場内アナウンスもしっかり「呼び戻し」と決まり手を発表。

これは珍しいものが見れた。
幕内では平成9(1997)年3月場所、貴乃花が剣晃に決めて以来の珍技である。

よほどの力量差がないと決まらない大技で、初代の若乃花が得意としていたのは有名。
ちなみに検索してみると
この日の解説だった貴ノ浪の音羽山さんも実は一度決めたことがあるようだ。
全然知らなかった。
実況のアナも知らなかったのだろう、その点の話が振られることもなく、
もちろん謙虚な親方が「私だって決めたことあるんですよ」と自慢を始めるわけもなく、
今にしてみると何だかもったいない中継だった。

思い返せば、白鵬はたしかに以前から呼び戻しをやりたがっていた。
3年近く前、双葉山の連勝記録に挑んでいたころ、私もこんなログを残している。

長年の思いが達成できたわけである。
土俵下に下りて次の力士への力水を準備する間、
白鵬は何やら右腕を軽く小突くようなしぐさを何度か見せた。

別に腕を痛めたわけではないとすれば、
決めたばかりの呼び戻しの感触を確かめていたのかも知れない。
当人も結構興奮していたのではなかろうか。


日馬富士はここまで2連敗中の千代大龍を一気の押しで圧倒。意地を見せた。

幕尻で初日から負けっぱなしの若の里が、富士東相手にようやく白星。
左がのぞけば強力で相手をいいように追い詰めていく人だったが、
今場所はそんな格好になっても何だか力が入っておらず、皆からいいように料理されている。
遠藤のように上がってくる人がいれば当然下がる人も出てくるわけで、
仕方のないことではあるのだが、やはり気にかかる。
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プロフィール

うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

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