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長い相撲も芸のうち

八角親方が宣言「隠岐の海を大関に(デイリー)

2013年12月29日

年末恒例の餅つきが28日、東京都墨田区の八角部屋で行われ、師匠の八角親方(元横綱北勝海)は、「来年は隠岐の海を大関に上げることと、ひとりでも関取を増やすこと」と来年の目標を掲げた。

隠岐の海は夏場所と九州場所で小結を経験。今年は地力をつけた。師匠の言葉を聞き、「来年は大関昇進の足がかりにしたい。まずは三役で勝ち越し」と誓った。



横綱クラスの素質がありながら大の稽古嫌い、というキャラクターがすっかり定着した隠岐の海。
師匠の師匠(何というのか分からないが)である解説者の北の富士さんをもって、
生中継の場で「お願いだから稽古してくださいよ」とまで嘆かせたのは記憶に新しいところ。

おまけに相撲が長い。というか遅い。
今月のニッカンスポーツで、今年の大相撲の珍記録を取り上げる「大相撲大賞」というのを一時期連載していたが、
隠岐の海は「最長不倒賞」に輝いていた。
年6場所90日トータルの取組時間が、幕内全力士でもっとも長かったのだとか。
(ちなみに総計21分23秒5、一番当たり約14秒)

本場所でも稽古場でもすっかりマイペースを決め込んでいるわけで、
周囲は気をもんで仕方ないが、本人には言い分があって。

「稽古、大っ嫌いですもん。実りのある稽古ならいいけど、やらされているような稽古はやりたくない。ストレスが溜まっちゃうんですよ」

「自分でやる気がなきゃ、いい稽古はできないもの」

Number Web インタビュー記事から


相撲が遅いことについても

「昔は結構、土俵際での逆転負けが多かったんです。早く勝負を仕掛けて負ける。
それがあったから、しっかり組んで慌てずにゆっくりゆっくり、というイメージでは確かにやってますね」

(ニッカンスポーツ 2013年12月11日紙面より)



ちゃんと本人の中では理由があるのだが、
こうした物言いが余計まわりの苛立ちに火をつけてしまうのだろう。

ただ私はこの人の長い相撲、嫌いではない。

土俵の真ん中で四つに組み合って、じっと相手の出方を伺う…というのがこの人のパターンだが、
素人目にもゆったりとしたテンポで攻防が理解しやすく、見ていて楽しい。
突き押しの勝負も見応えのあるものも中にはあるが、
スロー再生にならないと何がどうなったのか、見る目のない者にはついて行けなかったり。

それと単純に勝負に時間のかかる方が長く楽しめる。
脱線するが、私が生まれて初めて好きになった力士が大関若嶋津だった。
現在の松ヶ根親方。
このブログを覗いてくれるような方ならご承知だろうけど、千代の富士の時代に活躍したソップ型の力士である。

この人の相撲が毎回長くて長くて。
「ミスター1分」「誰とやっても大相撲」などとよく叩かれていた。
でも当時小学生だった私にはその長いところが魅力で、毎場所ハラハラさせられるのが楽しくて仕方なかった。



まあ恵まれた体格で万全に万全を期して相撲をとる隠岐の海と、
太れない体質で必死でとっていた若嶋津の相撲を同列に考えるのは無理があるかもしれない。

ただ、長い相撲が好きだ、という層は間違いなくいるわけで、
そのあたりは取る側と見る側の意識の違いがあるのだろう。

先場所の中継で、幕内の解説に八角親方が呼ばれた日があった。
隠岐の海は珍しく、自分から攻めに出る相撲で快勝したのだが、
「こういう相撲を取ればいいんです」と親方は絶賛していた。

解説に出た親方が自分の弟子をほめることなどあまり無いし、
八角さん自身もかなり身内には厳しい人だとお見受けする(メディアを通しての印象だけど)。
それを公共の電波でここまで言わせたというのは、
親方の抱く期待の大きさ、さらには何とかしてやりたいという気遣いによるのだろう。
そうなるとあの長い相撲も封印されてしまうのか。

でもなあ、例えばいずれ遠藤あたりと割を組まれる日も来るはず。
華のある両者が土俵中央、遠藤左半身、隠岐の海左四つでじっと堪え数十秒…
というのも絵になりそうな。

ま、隠岐の海は親方に怒られない範囲でゆっくり取ってくださいな。

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プロフィール

うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

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