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文芸春秋10月号・白鵬インタビューを読む(4)

インタビュー前の7月場所、
白鵬は同じモンゴル出身の時天空と中日で対戦し、
薄氷の勝利を収めている。

巻き変えの応酬から白鵬が右四つに組みとめ、
体を開いて左から上手投げを打ったところ、
時天空は右足で白鵬の左足を跳ねあげ、下手掛け投げで応戦。
両者もんどりうって土俵下に転落したが、
時天空が先に手をついてしまい、かろうじて白鵬が勝ったこの相撲。
みずからこう振り返っている。

「(土俵際で)あー、行っちゃったって感じだった。
(自分の体が)浮いてたからね。飛んでたんですよ。
時天空の手が(土俵の外に付くのが)見えたけど、死に体っていうのがあるからね。
自分も飛んでたから、『もう一丁』(取り直し)かと思った。
軍配見て(自分の方を指してたので)飛ぶ前に、時天空の手が付いたってことなんだよね」



取り直しを覚悟していたらしい。
それほど際どい勝負だったわけだが、
つづけてこう語る。

「(モンゴル人力士は)ほんとにいろいろやってくるから嫌だね。
彼らのお父さんが、モンゴル相撲の幕内、小結、関脇なの。
みんなちっちゃいときからやってるから、時天空も、そうだね」



モンゴル人力士は…というのはインタビューアーの注釈によるものだが、
文脈からして疑いようがない。
逆にいえば日本人力士はあまり大したことはやってこない、
という印象が白鵬にはあるのかもしれない。
このインタビューの中でそうした言及は特にないのだけれど、
考えられることではある。

総じて今の上位にいる日本人力士は(安美錦を除けば)、
白鵬に対しあまりに正攻法で挑んでいる。
せめて連勝中の横綱と対戦する時くらいは、
ケレン味たっぷりに思い切ったことをやってみてもいいのでは、と思うことが多い。

まあ稀勢の里などは離れた正攻法の相撲でそれなりに善戦している。
この人は今のままでもよい気がするが、
栃煌山や豊真将、琴奨菊といったあたりは、
まともに行き過ぎて返り討ちをくらっている印象がある。
張りざしに負けずに左を差して…と頑張っているのだろうけど、
見る側からすればがっかりする相撲が多い。

もちろん相撲のタイプからして
そう器用な真似をやってくれる人たちではない。
しかし逆にいえば、彼らのような正攻法の力士が
「立ち合いまさかの変化」「立ち合いまさかのけたぐり」を敢行すれば、
あわや、という場面も生まれるかもしれない。
まあ、生まれない可能性のほうが相当高いのだが…

少なくとも観客や視聴者は沸くだろう。
暴論ではあるが、どうせ負けるのなら、
ファンサービスと割りきって、何かやってほしい。




とりあえずこのシリーズはこれでおしまい。

明日は(というかこれを書いてるのは深夜なので、もう今日だ)こんなのがあるらしい。

大相撲がワイドショーに全うな話題で取り上げられるなんて…
ちょっと嬉しい。


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うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

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