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Number 10/14号 朝青龍インタビューを読む(1)

スポーツ誌Numberに朝青龍の独占インタビューが出ていた。
今月はじめの断髪式前に行なわれたものだ。
いろいろと考えさせられる発言が多いので、ちょっと紹介。

インタビューのはじめは、今年2月4日の出来事から。
この日、暴行事件で理事会の事情聴取を受け、
引退さもなくば解雇という重い決定を突きつけられた朝青龍は、
やむなく自ら身を引くこととなった。

――事情聴取を受けた直後の引退表明は、唐突な印象を受けました。

「相撲界やいろんな人に迷惑をかけたことをきちんと謝罪して、
これからのことを伝えようと理事会に行ったんです。
自分はずっとこの道しかないって思ってやってきましたから。
初場所で優勝して次の場所も楽しみだって思ってました。
優勝回数も歴代で3番目にはいってきて、
32、3歳まで現役をやれば最高の記録が作れるって思いもあったから」


当時のマスコミは、いよいよ朝青龍もおしまい、という雰囲気であった。
初場所中に写真誌で、マネージャーを殴ったと伝えられていた暴行騒動。
これが場所後になって実は一般男性が被害者だったことが発覚。
外部役員や横綱審議委員会の委員長らが動きだしたのを受けて、
メディアは悪童の最後を楽しみにしているような論調だった。

マスコミの動きに敏感といわれる朝青龍が、それを知らないわけがない。
にも関わらず理事会に対しては前向きな気持で臨んでいたという。
過去幾度もの問題行動も、力士生命に関わるところまでは結局お咎めもなかった。
ある意味タカをくくっていたのかもしれない。

そしてインタビューの続き。

――でも、まったく違う展開になった?

「本当に2、3分のやりとりでぜんぜん違う方向に行ってしまった」

――2、3分で?

「そう、今からだと笑うしかないよ。
ほんのちょっとしたやりとりだけで私の思いが消された。
理事会の人たちは話を聞き入れてくれなかった。
今でももうちょっと、聞くべき事を聞いて欲しかったという思いはある。
でも、彼らには通じる耳がなかった。
聞く耳がなかった」


警察からの事情聴取もまだだったこの段階での処分は、確かに拙速な印象があった。
事実関係もはっきりしていない中、横綱審議委員会は引退勧告を出し、
それを受けた理事会も引退もしくは解雇、という最後通牒を朝青龍に突きつけた。
もう少し時間をかけて調べてもよかったのでは、とも思う。

しかし当時の相撲協会は、
以前からの朝青龍騒動、麻薬問題、さらには前月の貴乃花理事選立候補騒動で、
時代遅れな上に危機管理もできない団体であると、世間の評判は散々だった。
そこへ来て問題児がとうとう一般人に暴力を振ってしまったらしいとの事で、マスコミは大炎上。
早急に火を消しとめ、世間の信頼回復を図る必要があった。

唐突にも見えた引退は、そうした空気内でのことだった。
ここは朝青龍に同情してもいいところである。
しかしその先を読むと、安易な同情も出来ないからこの人は難しい。




長くなるので続きはまた明日書きます。


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テーマ : 大相撲
ジャンル : スポーツ

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プロフィール

うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

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