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大人じゃん

稀勢 貴ほうふつ 新まわし「茄子紺」ニッカン

大関稀勢の里(27=田子ノ浦)が初めて、締め込みの色を変えることが分かった。新十両から10年間使っていたえんじに代わって、選んだ色は横綱貴乃花らをほうふつとさせる「茄子紺」。新しいまわしは前日2日に届き、3日の朝稽古で締めて体になじませた。

「何かが変わってくれればいいなという気持ちで、心機一転です」。前鳴戸部屋では関取になると、最初にえんじ色の締め込みを着けるのが習わしだった。そこから変えていく力士は多いが、稀勢の里は貫いてきた。だが、綱とりへ殻を破りたい-。その思いで、イメージチェンジを図った。

十両以上のまわしを指す締め込みは本来、力士規定で「紺、紫色系統」と定められていた。次第に色まわしが普及したが、紺色は基本。その中で茄子紺は、初代若乃花や貴乃花らが締めていた。稀勢の里が選んだのは赤みを抑え、黒みがかったインディゴブルーと呼ばれる茄子紺。「(色味を)うるさく言ってきたからいい出来です」と喜んだ。

体を大きく見せる膨張色のえんじから、引き締めて見せる茄子紺へ。「いい状態になったときに着ける」と、早ければ名古屋場所(7月13日初日、愛知県体育館)から新しい姿で行く。

 [2014年6月4日8時20分 紙面から]


稀勢の里といえばエンジ色のまわしがトレードマークになっていたが、ここに来てのモデルチェンジ。

地力は既に日馬富士、鶴竜を上回り、白鵬に次ぐナンバーツーであることは衆目の事実。
しかしここ一番の勝負師としての弱さで、番付は今なお大関のまま。
日本出身力士久々の幕内最高優勝、久々の横綱を期待されながら、延々とくすぶり続けたここ数年。

見る側は変わってほしいと願い続けてきたわけだが、
その思いが誰よりも強いのはやはり稀勢の里自身なのだろう。
稽古量に関してはもはや十分。
となればちょっと形からでも変えてみようか、というのも分かる気がする。

思うにエンジ色のまわしというのは、部屋の慣わしというのもあったにせよ、
どこか彼の幼さを演出していたような印象がある。
態勢が不十分でも本能のままバタバタと前へ出て、墓穴を掘るような。
馬力と勢いにまかせて勝ち急ぐ、子供の相撲のイメージ。

しかし去年の後半あたりから、少しずつ落ち着いて、
相手をみながらじっくり料理する相撲に変わってきた。
(もちろんムラはあるにせよ)
今年1月場所の足の親指のケガも経て、
そうした傾向が一層強くなってきたのが先月の5月場所だったように思う。
明るいエンジから渋みのある茄子紺への変化は、
いよいよ円熟味を増してきた彼の相撲ぶりを象徴するものになるだろう。
モンゴル勢の牙城の前に辛酸をなめつくした少年が、それを糧として大人へと脱皮し、
ついに天下取りへと乗り出したのだ。
いよいよ相撲ファンの待ちに待ったその時が訪れたのである。


…と願いたいのだが。


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うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

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