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平成22年11月場所千秋楽~4年半ぶりの日本人優勝決定戦進出~

テレビ中継が終って、今場所は久しぶりに面白かったな、としみじみ感じ入りました。
やはり何のかんの言っても、日本人が優勝争いに絡んでいたのが大きな要因だったのでしょう。

記録を色々見ていると、
日本人力士が千秋楽まで優勝争いに加わっていたのは昨年の5月場所、稀勢の里以来のことです。
このときは1敗で白鵬と日馬富士、2敗で朝青龍と稀勢の里が競っていました。
ライバル層が厚く二番手でもあったためか、あまり印象にないですね。

稀勢の里も千秋楽本割りでは2敗を維持したものの、
1敗の2人もやはり勝ち残ったため彼らの決定戦となり、最終的に稀勢の里はカヤの外となりました。

さらに日本人力士の優勝決定戦参加、となると平成18年のやはり5月場所、雅山以来のことでした。
まだ元気だった雅山が大関への再昇進をめざしていたころ、当時大関の白鵬と千秋楽、1敗でならび、
結果敗れて次点におわったものです。

今回は実に4年半ぶりに日本人が決定戦に駒を進めたわけで、見る側が熱くなれたのも道理です。

しかしちょっと意地の悪い目で見れば、
実力のある力士が序盤、中盤と下位で星を稼いでようやくここまで来れた、というのが今場所の豊ノ島の活躍。
番付上位の日本人が白鵬と覇を競う様になれば、今回のような面白さがより味わえるようになるのですが。

贅沢をいいつつ千秋楽のおさらい。



○安美錦(ひきおとし)豊真将●

立ち合い安美錦右を差す。
豊真将これを抱え込んで前へ。
安美錦は左足を引いて半身のまま素直に後退。
土俵際で安美錦、スポッと抱えられていた右腕を抜くと豊真将はバッタリ前へ落ちる。

相手に攻めさせておいて土俵際で料理するという、安美錦らしい相撲。
お互い平幕上位で勝ち越しのかかる一番でしたが、勝った安美錦が来場所の前頭筆頭となりそうです。

そして新三役を目指した東3枚目豊真将、
結局今場所も東2枚目の先場所同様7勝8敗に終りました。
来場所もジリジリするような挑戦が続きそう。



●稀勢の里(おしたおし)豊ノ島○

今日の大一番。左の相四つ。
立ち合って左四つの体勢から稀勢の里右をおっつけて前に出るが、
土俵際豊ノ島右にまわって肩透かし。
これは稀勢の里のこして再び左四つで前に出ると、
再び土俵際、豊ノ島今度は左にまわり、足をかけながら掬い投げで逆転勝利。

掬い投げで完全に体がなくなったところを左手でダメを押し勝負がついたので、
決まり手は押し倒し。

豊ノ島は桟敷に瓜二つの父親と、可愛らしい婚約者が観戦。
中継では頻繁にこの2人のアップを入れ、ドラマを高めていました。
婚約者、勝った瞬間号泣。
まだ優勝したわけでもないのだから泣くのは早い。
でも、ちょっとグッと来る場面でした。



今場所の目標、関脇で初の勝ち越しをめざす鶴竜。
今日の相手は同じく関脇の栃煌山。
勝った方が三役残留となる一番。

○栃煌山(ひきおとし)鶴竜●

栃煌山出ながら右を差しに行くところ、鶴竜下からあてがって距離を取る。
土俵際から鶴竜押し返すところ、栃煌山よく見て引き落とす。

これで共に7勝8敗。
おそらく栃煌山は来場所西小結、鶴竜は筆頭あたりになるのでしょう。
それぞれ課題が浮き彫りになった今場所でした。



○白鵬(うわてなげ)琴欧州●

右四つの両者。
白鵬立ち合い素早く左上手を取り、間髪入れず体を開いて上手投げ。
琴欧州も右から掬おうとはしたが足がおくれずバッタリ。



そして優勝決定戦。
横綱の準備も整っていないうちから、豊ノ島はさっさと花道奥へ登場。
何とかペースを握ってやろうという作戦らしい。
豊ノ島のギラギラした勝負師根性が伝わってきました。

○白鵬(おくりなげ)豊ノ島●

ケンカ四つの両者。
白鵬右を差しに行くところ、豊ノ島おっつけて前に出る。
差し手に注意を向けさせたところで白鵬左の上手深い所ガバッと取ると、
体を入れ替えて後ろについて勝負あった。



まあ終ってみれば結局白鵬でしたが、久々に優勝争いを堪能できた場所でした。


豊ノ島涙…「自分をほめたい」/九州場所(サンスポ)

大相撲九州場所 千秋楽(28日、福岡国際センター)初優勝に限りなく近づいた。しかし横綱の壁は高かった。決定戦を終えた豊ノ島の目には涙が浮かんでいた。「やっぱり悔しいし、期待してくれた人に申し訳ない」

本割で稀勢の里を下して1敗を守った。その後の支度部屋でも気合の入った表情のまま、結びの一番の結果を待った。決定戦では「勝つことだけを考えていた」が、得意のもろ差しを許してくれるほど横綱は甘くない。「もう少しあわててくれたらと思ったけど、冷静に取られてしまった」

野球賭博問題で名古屋場所を謹慎。秋場所は十両まで番付を落とした。「自分の浅はかな考えで協会やファン、両親や婚約者に迷惑をかけた」という反省の思いで土俵を務めてきた。先場所の十両優勝に続き、今場所はさらに幕内で最後まで優勝を争った。

「優勝には及ばなかったけど、これで少しでもファンが戻ってきてくれて、なおかつ新しいファンが少しでも増えてくれたら…」。そう話すと、「今場所はよく頑張ったと自分をほめたい」。表情が緩んだ。



冒頭書いたように勝ち星を伸ばせる環境があったとはいえ、
今場所の豊ノ島自身は全く本当に、よく頑張ったと思います。

賭博の問題に関しては豊ノ島一人の問題ではなく、
角界全体が時流とずれていたのが原因であって、
個人的にそう責められるいわれは無かったはず。

それでも土俵外に話題が集中しがちだった世間の目を、
スキャンダルの一因となった力士自らが再び土俵の上へ引き戻してみせた。

汚い言葉ですが、ケツを拭く、どころではない。
拭いてなお余りあるくらいの活躍振りでした。
君のおかげで面白かった!ありがとう豊ノ島!




それにしても白鵬は優勝インタビューでちょっとしゃべり過ぎでは…



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テーマ : 大相撲
ジャンル : スポーツ

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プロフィール

うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

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