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照ノ富士の夢は続き、宝富士の夢は潰える十四日目


1敗の白鵬は稀勢の里を、2敗の照ノ富士は逸ノ城をそれぞれ下し、1差は変わらず。
今日千秋楽、白鵬の相手は日馬富士、照ノ富士は豪栄道。
白鵬が勝って照ノ富士が負ければ白鵬34回目の優勝、
白鵬が負け照ノ富士が勝てば、決定戦となる。


白鵬の変化に稀勢の里横転

○白鵬<東横綱13-1>(つきおとし)稀勢の里<東大関8-6>●

立ち合い稀勢の里激しく当たっていけば、
白鵬右へ変化し、仕切り線上あっさりと突き落とす。

まさかの白鵬注文相撲。
大一番を期待した満員の観衆は茫然。

横綱の変化を批判してもいいところだが、
今日の稀勢の里は相手も見ずに頭から突っ込んでいった。
しかも一歩目は両脚でのカエル飛びのようなジャンプ。
どうか逃げてくださいというような立ち合いでは、
白鵬もハイ分かりましたと身を引くしかなかった。

白鵬が2敗となり、優勝争いのさらなる盛り上がりが期待されたこの一番。
稀勢の里がKY(死語)振りを遺憾なく発揮したと言えば言えるのだが、それにしても発揮し過ぎであった。
なにもここまでしなくても。


またも水入り大相撲、と思いつつ両者の稽古環境を想像

○照ノ富士<東関脇12-2>(よりきり)逸ノ城<西前一・8-6>●

右相四つの両者、立ち合って右を差し合い、互いの上手を牽制。
先に逸ノ城が上手を引き、東土俵に寄るが照ノ富士のこす。
やがて照ノ富士も上手を引き、逸ノ城の上手を切ると頭をつけ、東に攻め込む。
しかし逸ノ城半身になってこらえれば、照ノ富士攻めきれず。
逸ノ城土俵中央に戻し再び上手を引くと、右四つガップリで胸が合う。
ここで3分以上経過、水が入る。

休憩後再開。
双方引き付け合った後、照ノ富士左の出し投げで崩し逸ノ城の右腰に食いつくと、
勝機とみて正面に寄りたてれば、逸ノ城残す腰無く土俵を割る。

先場所に引き続き、水入りの大相撲。
今場所もいささか大雑把な相撲だったが、
前回はいきなり右四つがっぷりに組み合っての力比べだったのに対し、
今回は互いの上手を牽制しあうなど、両者に進歩が感じられた。

特に照ノ富士は昨日の白鵬戦でも見せた向こうづけ、
あるいはおっつけて上手を引く、出し投げで崩すなど、
先場所の対戦ではあまり見られなかった動きを連発。
結果的にテクニックの差で勝利をつかんだ。

プロとしてのキャリアは照ノ富士の方が3年近く長いので、
この差は当然と言えば当然ではある。
ただ逸ノ城も成長してはいるのだが、照ノ富士の伸びがあまりにも急で、
ライバルに置いてけぼりを喰らったような、そんな印象だった。

同時に感じるのは、両者の稽古環境の違い。
普段から日馬富士、安美錦、宝富士、誉富士と言った、
伊勢ケ浜多士済々のメンツと稽古ができる照ノ富士。
いっぽう逸ノ城は湊部屋において部屋頭。
しかも自分以外は三段目4人、序二段1人という、極めて侘しい状況にある。
格下ばかりが相手では、胸で受けるような相撲もつい増える。
踏み込んで前に出るような稽古はなかなかできない。

もちろん当人も親方も、そのあたりは承知で出稽古などに励んではいるのだろう。
しかし関取が下のものを年中ほったらかし、というわけにも行かないはずだ。
今日の一番など見ていると、環境って大事なのね、とつくづく思う。
2人はライバルと見なされてはいるが、このままでは着々と差が開きそうな予感も。


宝富士、自分の四つに組みながら栃ノ心に苦杯

○栃ノ心<西前四・7-7>(したてなげ)宝富士<西前二・7-7>●

栃ノ心右、宝富士左のケンカ四つ。

立ち合い激しい差し手争いから、組み勝ったのは宝富士。
左四つとなって両ミツを引くと、栃ノ心が右を巻き替えるハナ、
勝機と西土俵に寄りたてるも、右の上手は一枚まわし、
栃ノ心の下手投げに泳がされ、あわてて土俵中央に戻る。
栃ノ心の右、宝富士の左の激しい差し合いののち、
宝富士栃ノ心の右おっつけに負けず強引に左をねじ込み、
行ける、と正面に出たところ、栃ノ心反対の左下手から強引に投げれば、
宝富士もろくも一回転。

差し手に拘りすぎて、上手からの防御を忘れてしまった宝富士。
深々とした一枚まわしで、栃ノ心の左下手を自由にしてしまった。
逆に言えば栃ノ心の左からの攻めが、それだけ激しいものだったのだが。

かくして新三役を目指す宝富士の勝ち越しはお預けに。さらに…


誉富士近大アシストならず、宝富士の夢は潰える

●誉富士<東前七・5-9>(はたきこみ)妙義龍<西小結8-6>○

三役4人のうち、唯一勝ち越しも負け越しも未確定だった妙義龍。
ここが落ちれば宝富士新三役の芽も出てくる。
近畿大学の1年先輩、かつ部屋の兄弟子である誉富士の援護射撃を望みたいところだったが。

立ち合い妙義龍鋭く前へ出ると、誉富士は東土俵へ後退。
赤房から白房へと回り込むも、土俵際から反撃にでるハナ、
妙義龍の叩きこみを喰らう。

かくして妙義龍は勝ち越し。来場所の三役の座を死守した。
誉富士は地力の違いに加え、足の負傷もあって7日目から連敗が続いていた。
昨日は冗談でこんなことも書いたが、人の援護どころではなかったかも知れない。
ごめんね誉富士。

ともあれかくして、照ノ富士、栃煌山、逸ノ城、妙義龍と来場所の三役の枠はすべて埋まる。
宝富士は先場所の雪辱を晴らすことならなかった。
しかしまだ7勝7敗。今日千秋楽に勝って勝ち越しとなれば、来場所の筆頭は間違いない。
7月名古屋での新三役に向けて、大事な相撲である。
相手は10枚目でこちらも勝ち越しをかける旭秀鵬だが、実力はこちらの方が数段上。
まず落とすことはないだろう。

先輩に恵まれない宝富士、の十三日目


全勝白鵬、2敗照ノ富士の直接対決を照ノ富士が制し、
白鵬の優勝決定はお預けに。

14日目白鵬の相手は稀勢の里、照ノ富士は逸ノ城。
白鵬が勝ち、照ノ富士が負ければ白鵬の優勝が決まる。

稀勢の里にとっては久々に、おのれのKYパワーを発揮するチャンス。
降ってわいたこの機会に豪快な負けっぷりをさらし、
「これぞ稀勢の里」という処を見せつけたい。


照ノ富士、白鵬に初勝利

●白鵬<東横綱12-1>(よりきり)照ノ富士<東関脇11-2>○

立ち合い照ノ富士優勢、右から張って左をのぞかせるが、
白鵬突き放して距離を取り、右四つに。
しかし勢に優る照ノ富士、先に上手を引いて赤房に寄り立て、
白鵬が下手投げで回り込んで残すところ、
土俵中央巨体を低くし頭をつけ、右を返して白鵬に上手を与えず。
苦しい白鵬、再度下手投げで崩し上手を伺うが、逆に呼び込む形。
ここぞと照ノ富士上手から引き付け胸をあわせ、
堂々西土俵に横綱を寄り切った。

横綱相手に物怖じせず、張り差しを敢行した照ノ富士。
裏をかいて左四つ狙いの目論見こそ崩れたが、
先に上手を引く結果となり、終始自分のペースで相撲を取り切った。

白鵬は過去3戦全勝で、やや甘く見ていたきらいがあった。
照ノ富士が頭をつけた際には「おや、ここまでやるのか」と思ったのではあるまいか。

もっとも仕切りの際から比較的淡々とした表情ではあった。
2差が1差に縮まったところで、
残り2日の相手(稀勢の里・日馬富士)を考えれば、自分の優位に変わりはない。
ひとつ成長ぶりをみてやろう、そんな相撲にも見えた。

敗れて花道を下がる顔も落ちついたもの。
大したショックはなさそうであった。
さて万一決定戦になったらどう行こうか、大体わかったぞ。
勝手な忖度だが、そんな表情にも映った。


宝富士、勝ち越しリーチ

●玉鷲<東小結4-9>(おしだし)宝富士<西前二・7-6>○

宝富士左差しを狙って立つが、玉鷲激しく突っ張って阻むと、
双手を相手の肩口にあてて牽制、宝富士それをおっつける格好でしばし静止。
互いに相手の出方を伺う。
機をみて宝富士、右から強烈におっつけておいて左からかっぱじけば、玉鷲完全に横を向く。
宝富士してやったりと西土俵に押し出す。

中に入ろうとする相手を長いリーチで焦らす、玉鷲お得意の戦法。
しかし宝富士その手には乗らず。冷静に打ち取った。

今場所新三役東小結の玉鷲はこれで9敗、1場所での平幕Uターンが確定。
代わって三役を狙う宝富士が引きずりおろす形となったのだが…


宝富士の敵は身内にあり?

三役争いをおさらいすると。
東筆頭の栃煌山が德勝龍をおしだして勝ち越し。返り咲きが確定。

これで照ノ富士、栃煌山、逸ノ城が枠に収まった。
残り1枠を現在西小結で7-6の妙義龍、
西2枚目7-6の宝富士、西4枚目6-7栃ノ心、東5枚目8-5豊ノ島が争う。

今日13日目で宝富士は栃ノ心と対戦。
勝てばこちらが勝ち越し、向こうは負け越し。
ライバルを蹴落とせるか、まさに勝負所。

しかしいっぽうで三役死守に燃える妙義龍、今日対戦は誉富士。
地力から言えば難しい相手ではない。
あっさり勝ち越して宝富士の野望も打ち砕かれそうな様相だ。

誉富士は宝富士とは同部屋で、かつ近畿大学の1年先輩でもある。
出世では先を越されているものの、可愛い弟弟子で後輩の宝富士。
ぜひアシストしてやってほしいものだ。
ここで場所前に発売された雑誌から、2人に德勝龍を加えた近大トリオの座談会を抜粋。

司会「先場所惜しくも負け越しとなった宝富士関ですが、千秋楽は勝てば初三賞、新三役も確実という活躍ぶりでした」
宝富士「負けろと思っていたでしょ?」
德勝龍「負けろとは思ってないよ」
誉富士「俺は思っていたよ」
(中略)
誉富士「頑張ってほしい半面、やっぱり自分が先に上がりたいっていうのはあるね」
(中略)
誉富士「宝富士が十両で自分が幕下のころは毎日「負けろ」と思っていました(笑)
(中略)
誉富士今は頑張れ半分、負けろ半分ですかね」

(ベースボールマガジン社「相撲」2015年3月号「ふれんどりぃ・とーく」より)

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これはダメだ(笑)…宝富士の新三役はまたもお預けとなりそうである。



十二日目


白鵬は琴奨菊を降し12連勝。
2差で追う照ノ富士も豊ノ島を破り2敗を維持。
今日13日目、両者の直接対決で白鵬が勝てば、34度目の優勝が決まる。


照ノ富士、大関候補正式エントリーの2ケタ勝利

○照ノ富士<東関脇10-2>(きめだし)豊ノ島<東前五・7-5>●

照ノ富士右から張って立つも豊ノ島ひるまず二本差し、
しかし照ノ富士双手で浅く極め、腹を突きつけるように出れば、
豊ノ島のカイナは完全にねじ上って身動き取れず。
照ノ富士西土俵に極め出して完勝。

連日変わらぬ豪快な相撲で、照ノ富士が2ケタ勝利。
新三役でこの星なら、当然来場所以降大関取りの起点となる。

しかし今場所に限ってみれば、大関はなって当然の相撲内容。
ギリギリで上がれるか上がれないか、というのではなく、
こりゃならなきゃおかしいでしょ、という破格の大関候補は久々に見る気が。


新三役目指す宝富士、碧山を退け再び星を五分に

●碧山<西前三・3-9>(よりきり)宝富士<西前二・6-6>○

宝富士左を差しに出るも、碧山右からおっつけて阻み、青房に突きたてる。
しかし宝富士の腰は崩れず、下がりながらも下からあてがって残し、
土俵際左へ回り込んでまわしを引くと、体を入れ替え寄り切る。

碧山の猛烈な攻めにも崩れない、稽古十分宝富士。
易々としのいでの勝利。
過去1勝8敗の戦績以上に、現在の地力の成長がモノを言った。

これで再び五分の星に戻した宝富士。
今日13日目の相手は、東小結ですでに4勝8敗負け越し確定の玉鷲。
勝って三役入れ替えにつなげたい。


加熱する来場所の三役争い

優勝争いより最近はこちらの方が面白かったりするのだが。

残ろうとする側、現在東西三役4人のうち、
残留を決めているのは東関脇照ノ富士ただ1人。
西関脇隠岐の海は4日目から休場で、1枠の空きは確定。
東小結玉鷲は前記の通り8敗。三役残留は周囲の星如何で微妙なところ。
ここを宝富士が引きずりおろしたい。
西小結妙義龍は6-6の五分。これから勝負所で、今日の相手が逸ノ城。

上ろうとする側、東筆頭栃煌山は7勝5敗で勝ち越しリーチ。
西筆頭逸ノ城は既に8勝4敗で、来場所の三役が確定的。

西4枚目の栃ノ心も6-6と五分の星。こちらもまだ星の伸び次第で可能性がある。
12日目は稀勢の里を相手得意の左四つで寄り倒す活躍を見せた。
今日の相手は豪栄道、連日の大関撃破となれば評価は高い。

東5枚目の豊ノ島もまだまだ行ける7勝5敗。
9日目日馬富士に勝って、勝ち越しにリーチをかけてから3連敗というのが辛いが。

早々とデッドヒートを抜け出したモンゴルの新鋭2人。
そのあとの空いた2枠を玉鷲、妙義龍、栃煌山、宝富士、栃ノ心、豊ノ島6人が争う構図。
さて残り3日どうなるか。

…というかこういうのを優勝争いでも見たいと思うのは贅沢か。


入れたら出ちゃう照ノ富士、の十一日目

1敗で白鵬を追っていた照ノ富士が魁聖に敗れ、2敗に後退。
白鵬は豪栄道を慎重な相撲で下し全勝を維持。
早ければ13日目にも白鵬の優勝が決まりそうな模様。


照ノ富士、下痢に敗れる

●照ノ富士<東関脇9-2>(よりきり)魁聖<西前六・5-6>○

立って即右四つ、
魁聖右の差し手を大きく返して左上手を浅く引けば、
照ノ富士上手が取れず腰も伸びて苦しい体勢。
魁聖そのまま赤房に出れば、照ノ富士あっけなく土俵を割る。

昨日までの好調ぶりが嘘のような照ノ富士の敗戦。
過去戦績4勝1敗のあいてになすすべなく完敗。
何があったのか。

照ノ富士“敗戦の弁”腹痛で2敗目「力入ったら出ちゃう感じ」(報知

(抜粋)
「最初からトイレに行かないで我慢していた。(土俵)下に座った時からヤバかったけど帰るわけにもいかないし。力入れたら出そうで、力が抜けた。動いたらヤバイ感じだった。力入ったら出ちゃう感じ。(取組中は)ただ立ってただけですね…」

照ノ富士を取り囲んだ報道陣からは思わず失笑が漏れた。今場所は4日目の朝から腹痛に見舞われ、数日間は何も食べられることができず朝稽古中にトイレに駆け込むこともあった。ここ数日は回復傾向だったが「ミスったなあ。治ってきたから大丈夫やろと思っていた。(力を入れて)勝っても出たらおかしいやろ」ともはや開き直って苦笑いをするしかなかった。


「のたり松太郎」にもそんな話があったっけ。
さすがのルーキーも下痢にはかなわない。
誰か白鵬に下剤を。


白鵬慎重な相撲で豪栄道を退ける

○白鵬<東横綱11-0>(うわてなげ)豪栄道<西大関6-5>●

白鵬は立ち合い双手突きを選択、
豪栄道を中に入れず、巧みに距離を取る。
しばしもみ合った後、白鵬右から張り手を見舞えば、豪栄道ここぞと白鵬の右脇へ飛び込むも、
しめたと白鵬体を右に開きつつ左上手を引いて、正面土俵に豪栄道を放り投げる。

潜り込もうとする大関を長いリーチで立ち合いから牽制し、
最後は右張り手で呼び込んでおいての左上手。全くスキがない。
やはり下(略)


宝富士、逸ノ城に敗れ再び黒星先行

●宝富士<西前二・5-6>(はたきこみ)逸ノ城<西前一・7-4>○

宝富士左、逸ノ城右、ケンカ四つの両者。
宝富士左を固めて低く立てば逸ノ城右が入らず、首を押さえて叩きこむ、
宝富士これは左足送って残し、正面に攻め込んだが、
逸ノ城俵に足をかけながら再度叩きこむと、宝富士今度は前にのめって土俵に這う。

宝富士は巨漢の圧力に必死で喰らいついていったが、
さすがに真正面からいっては叶わぬ相手だった。

新三役をめざし7日目から連勝を続け、
十日目で五分としたが、この日で5勝6敗と再び黒星先行。
残り4日、1つしか落とせない状況で明日の相手は碧山。
過去1勝8敗、直近2場所2連敗中の相手。

まだこんなのがいるのか、先はイバラの道である。

宝富士4連勝、新三役に向けて前進の十日目

白鵬は危なげなく豪風を退け初日から10連勝。
追う照ノ富士は琴奨菊を破り1敗を維持したが、
同じく1敗の安美錦は德勝龍に押し倒しで負け2敗に後退。
全勝白鵬、1敗照ノ富士のかたちで終盤戦に突入。


照ノ富士、琴奨菊を落ち着いてさばき1敗堅持

○照ノ富士<東関脇9-1>(おしだし)琴奨菊<西関脇6-4>●

立ち合って左四つ、
琴奨菊得意の四つでぐいぐい前へ出たが、右が甘く、
照ノ富士深々と左を差して東土俵際持ちこたえる。
さらに右からおっつけて上手を求めるところ、
琴奨菊左を抜いてはたきに行くも照ノ富士全く崩れず。
ここぞと追い込んで西土俵に押し出す。

ケンカ四つの両者だったが立ち合いで左四つに。
琴奨菊有利かと思われたが、
取組後の談話で照ノ富士も左四つ狙いだったことが判明。
無理に右を差しに行って苦労するより、
大関の四つに合わせて組んだ方が楽じゃん、あの人右甘いし、という事だったのだろう。

栃煌山、妙義龍の双差し、琴奨菊の左四つ。
今場所の照ノ富士は相手十分にさせておいて、そこから料理する相撲が目立つ。
現状だけ切り取るなら、大関を飛び越して横綱にしてもいいんではないかとすら思う。

相手にしてみれば、前さばきはまだ上手くない。中に入ることは出来る。
しかし攻め込んでも、異常なフトコロの深さと二枚腰がある。
ここから周囲はどう対策を練るか。来場所以降ちょっと楽しみ。


宝富士、栃煌山に差し勝って五分の星に

●栃煌山<東前一・5-5>(よりきり)宝富士<西前二・5-5>○

三役復帰をもくろむ栃煌山と、新三役を狙う宝富士の対戦。
右から入る双差しと、左差しとの、ケンカ四つといえばケンカ四つ。

立ち合いはほぼ互角、
宝富士左から強烈におっつけて栃煌山の右差しを阻むと、
左四つ組み勝って自分の形。
行司だまりに寄りたてれば栃煌山残せず土俵を割る。

宝富士はこれで対栃煌山戦3連勝。
それ以前は3連敗しているので、対戦成績を五分にした。
もはや完全に地力では上回った印象。

6日目まで1勝5敗だった今場所の星取りも、
7日目から4連勝でやはり五分に。
横綱大関陣との取組はすでに終わっており、残り全部勝てば10勝5敗。
やったねたあたん、来場所は小結通り越して新関脇だ。

…と思いきや、11日目の割は過去2戦2敗の逸ノ城。
やめてあげて、と言いたいがこればかりは仕方がない。
先場所は突っ張られて完敗、
先々場所は左を差したが首を巻かれて振られ、右から巻き替えられ敗れている。
何だか勝つイメージが湧かない。まあ12日目から頑張ろう。

プロフィール

うぃぬっ

Author:うぃぬっ
相撲の好きな犬。新潟県在住。近眼。千代の富士の時代に相撲を見始め、若貴時代はヒネくれていたのであまり見ず、朝青龍のときにまた見始めて現在に至る。

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